


今のように車がたくさんなかったころ、
畳屋さんは道具を持って、お客さんの家まで歩いて行きました。
そのとき、畳や道具はどうやって運んでいたのでしょう?
答えは――こんなふうに布でくるんで、
肩にかついで運んでいたんです。
今ではトラックや車で運ぶことがほとんどですが、
昔の職人さんは、自分の足で現場へ向かい、その場で畳を作ったり直したりしていました。
この布は「風呂敷(ふろしき)」といって、
むかしから物を運ぶときによく使われていました。
少し大変そうですが、その場で作る事、
それが良い宣伝にもなっていました。
そんな時代の工夫や知恵が、今の畳づくりにもつながっています。